蓄電池について

最近、卒FITという言葉が、話題になっています。FITとは、固定価格買取制度のことを指しています。

FITは、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギー)によって発電された電気を、電力会社が国が定める価格で一定期間買い取ることを義務付けた制度で、これの買取期間は、10年とされています。

このFITの制度が開始したのが2012年からで、約10年が経過するため、もうすぐ一定価格での買取が終わってしまうため、余剰電力を電力会社に買い取ってもらっていた売電収入が一気に下がってしまうのです。

それでFIT制度を利用していた家庭は、卒FIT対策を検討しなければなりません。
FITの卒業対象件数は、累積では2023年までに約165万件に達すると言われています。

その一つとして、考えられるのが蓄電池を導入することです。

蓄電池は、電力を蓄えることができるので、活用の仕方によって様々なメリットがあります。

また、蓄電池は、「発電」「蓄電」「効率よく電力を利用」を行う、新しい住宅のかたち「スマートハウス」の根幹を構成するシステムと言えます。その重要度は今後も高まっていくでしょう。

家庭用蓄電池のメリット

家庭用蓄電池のメリット1 エネルギーを賢く使える!

太陽光発電と組み合わせて使って購入電力をダウン! または売電量もアップ!

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、創った電気を効率よく使えます。
太陽光で昼間に発電した電気を蓄電池に貯めておいて夜間に使ったり、安い夜間電力を蓄電池に貯めておいて昼間に使ったりと、工夫次第でかなりの節約が可能です。

家庭用蓄電池のメリット2 非常時でもしっかり活躍!!

災害時、停電時も利用できるから安心。

日本では大きな地震や台風による災害が頻発するため、近年は防災意識が非常に高まっています。そんな非常時に蓄電池は貯めた電気を使うことができるので安心です。
特に小さなお子様やお年寄り、病気を抱えた方がいらっしゃるご家庭では電気が止まってしまうと大変な場合があります。蓄電池は、もしもの時にしっかりと備えることができます。
製品によって違いますが、停電時に使いたい家電をあらかじめ設定しておくことができたり、太陽光発電や蓄電池から電力供給が開始され半日~丸一日連続で使用可能なものもあります。また、災害時による停電時でも太陽光発電があれば、外部から電気の供給無しで電気をまかなえます。

家庭用蓄電池のメリット3 一石二鳥なパワコン交換で経済的に!

太陽光発電のパワーコンディショナー買い替えとともに蓄電池を導入する家庭が増加しています!

太陽光発電を設置して数年たって蓄電池を設置したいがパワコンの買い替えも気になる…
太陽光発電と蓄電池をセットで導入したいが設置スペースをとりそう…

そんな方々にパワコン一体型蓄電池がオススメです。これまでのパワコンに代わって利用できるので省スペースになるからです。太陽光発電を設置してからしばらく経つとパワコンの買い替え時が来るので、その時に切り替えを検討してみてください。過去のパワコンより変換効率が良いと、パネルの設置容量が変わらなくても発電量が増えるので、より高い経済な効果が期待できます。

家庭用蓄電池のメリット4 電気自動車への充電にも使える

太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めて、そこから充電すると100%エコなソーラーカーとなります。

太陽電池モジュール、家庭用蓄電池、電気自動車内臓蓄電池の3つの電池を連携して利用する「トライブリッド蓄電システム」は、最強の組み合わせです。
昼間に電気自動車でお出かけしていても蓄電池に太陽光で発電した電気を貯めることができ、車がご自宅に戻って来た際に、蓄電池から電気自動車へ充電することができます。トライブリッド蓄電システムがあれば、電気の流れを賢く連携させることで、車をよく使う方でもスマートでエコロジーなライフスタイルを実現できます。

よくある質問

よくあるご質問
Q
非常用の電源としてどのくらい利用できますか?
A

災害時の停電などで役に立ちます。
単機能の場合は1500wまでの家電の非常用電源として使えます。
系統連系の場合、エアコン、冷蔵庫、暖房機、調理器などにも使えますが、使用方法の管理によって変わります。
例えば、5kwの蓄電池をご利用で、省エネタイプ(300w)の冷蔵庫を使用の場合、15時間前後はスマホの充電もしながら使うことができそうです。
寒冷地では暖房機器も電源が必要なので、暖房ボイラーに使用して二日程度なら最低の暖房を動かすことができそうです。
もちろん、管理は必要になるので、万が一の時にどのような使い方をするかはご家族で相談しておくと良いでしょう。

Q
蓄電池の寿命はどのくらいもちますか?
A

メーカーにおいて15年保証のついている機種もあります。目的や使用頻度により経年劣化に差が出ます。

Q
どこに設置するものですか?
A

屋内設置が基本です。
機種によっては車庫内に設置することもできますが、気温の影響も受けることがあるためメーカーごとの仕様を確認しておく必要があります。
大型の蓄電池は床補強工事が必要になることもあります。

Q
メンテナンスは必要ですか?
A

フィルターなど消耗品の交換が定期的に発生します。清掃時期や交換時期は予めお伝えさせていただきます。

Q
蓄電池は補助金の対象ですか?
A

補助金申請には条件があります。導入する設備の内容、地区によっても変わります。詳しくは担当までご確認ください。
こちらをご確認ください。